絶望の宴は今から始まる

kmtron2006-05-13

 バイト先の社員が異動になるらしく今日はこれからその送別会です。飲み会的なイベントが大の苦手な自分としてはもう嫌で嫌で(笑)。働いてる人数が少ない店だから自分だけ行かなかったら何かあれなので頑張って行ってきますが・・。最初7人であとから2人が店閉めて合流するんだけど、最初の7人の構成がその異動になる社員・彼と仲の良いバイト(男)・昼のパート・自分。あとから来る2人は結構話せるから良いけどそれまでまじキツイ。それぞれの会話を聞きながらパクパク食ってる自分が想像できて泣ける。あっーー!!
パートさんが「ほら、○○君もこっちに入ってきて」とか言うタイプなんだけど、ああいうのって苦手なんだよね。普段は良い人なんだけど。猫の話題で盛り上がってるところなんかにどうやって入ったらいんだ(笑)。

  • 昨日今日買ったもの

○DVD 伝説巨神イデオン 接触篇/発動篇
斎藤環+酒井順子 「性愛」格差論 (中公ラクレ)
イデオンは未見なんだけどまあ教養というかアニメファンとして見て置こうということで購入。発売日にamazonに注文して、全然発送されんかったので結局違うところで買った。

「性愛」格差論はまだ前半しか読んでないけどちょっと内容薄いかも。今月は筑摩の「分かりやすさの罠」とか講談社愛国者は信用できるか」とか読みたい新書が結構ある。

 買ってから、多分半年くらい放っておいた本を読了。日本の歴史上とくに文学作品において男の美醜がどのように表現され、どのような役割を果たしてきたのかを分かりやすく論じた1冊で、古代から江戸時代にかけて人の外見の受け止められ方などの変化が結構面白い。
 特に、面白かったのはやはり中世期。平安時代に入り仏教思想が拡がると醜い外見は前世の罪の表れだとしてブスやブ男に対する差別や蔑みが見られるようになって、それは徐々に人々の「美」への強い憧れと変化していき、「源氏物語」へと結実する。『源氏物語』の世界観は「美」の価値上昇のピークを表してるそうで、物語の終盤にかけて光源氏が落ちぶれていく様は新たな価値観の登場を予告しているという指摘は、興味深かった。(実際読んでないからイメージしづらいけど。やっぱり『あさきゆめみし』くらい1回読んどこうかな・・)女を仲立ちとした外戚政治全盛期を経て院政期に入ると上皇法皇に気に入られた美男が出世するようになるというのがなかなかキモイ。日記や歴史書にわざわざアナルの具合まで詳述してあるんだから笑える。明治期以降に関しても読みたかったのだが、著者自身が言うようにあまり詳しくないようで本書では一切記述が無かったのはまあ残念だけど、全体的にはかなり面白かった。
ちなみにこれは一度平台で積んでみたけどうちの店では全然ダメだった。